ネットワークエンジニアを目指すなら、避けて通れないのが「CCNA」と「CCNP」。
でも、「何が違うの?」「どっちが難しいの?」「まずどれから取ればいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、CCNAとCCNPの違い、難易度、どちらから挑戦すべきかなどを初心者向けにわかりやすく解説します。
将来のキャリア設計にも役立つ内容になっているので、資格選びで悩んでいる方はぜひ最後まで読んでみてください。
目次
CCNAとCCNPの基本的な違いとは?
それぞれの資格の位置づけ
CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、ネットワークの基礎知識を証明するエントリーレベルの資格です。
CCNP(Cisco Certified Network Professional)は、CCNAの上位資格にあたり、より実務的かつ高度な知識が問われる中〜上級者向けの資格です。
カバーする範囲の違い
CCNAはLANやWANの基本、IPアドレス、ルーティング、スイッチングなど、ネットワーク技術全般を広く浅くカバーしています。
一方でCCNPは、これらの基礎を前提とし、セキュリティやトラブルシューティングなど、より実践的かつ専門的な分野に踏み込んでいます。
CCNAとCCNPの難易度の違い
試験形式と合格ライン
CCNAの試験は1つのみで、試験時間は120分。非公開ですが、合格ラインはおおよそ82.5%前後とされています。
対してCCNPは、コア試験と選択式の集中試験の2種類があり、試験回数も内容もCCNAに比べて格段にハードです。
学習時間の目安
未経験者がCCNAに合格するためには、150〜200時間程度の学習が目安です。
一方、CCNPは実務経験がないと300〜500時間以上の学習が必要になるケースもあります。
初心者にはどっちがオススメ?
まずはCCNAから始めよう
CCNPはCCNA相当の知識を前提としているため、ネットワークの基礎がまだ不安な人には、まずCCNAの取得がおすすめです。
段階的にステップアップすることで、無理なくスキルを伸ばせます。
CCNAで得られるメリット
- IT未経験者でも挑戦しやすい
- ネットワークの基礎を体系的に学べる
- 転職市場で一定の評価を得られる
キャリアアップを考えるならCCNPも視野に
CCNPが求められる場面
CCNPは、以下のような場面で求められることが多いです。
- 大規模ネットワークの設計・運用
- セキュリティやクラウド環境の構築
- リーダーや上級エンジニアとしての役割
実務経験がある人は最初からCCNPもアリ
もし既にネットワークの実務経験がある場合は、最初からCCNPを目指す選択肢もあります。
ただし、試験範囲が広く難易度も高いため、自分のスキルや時間的余裕を見極めることが重要です。
まとめ:CCNAとCCNPの違いを理解して、最適な資格選びを
CCNAとCCNPは、ネットワークエンジニアとしてのキャリアにおいて非常に有用な資格です。
改めてポイントを整理すると:
- CCNAは基礎的な資格で、初心者や未経験者に最適
- CCNPは中〜上級者向けで、実務に直結するスキルが問われる
- まずはCCNAから始め、段階的にCCNPを目指すのが王道
資格取得はあくまで通過点。勉強を通じて得た知識を、現場でどう活かすかが今後のキャリアを左右します。
自分の目標に合わせて、計画的に資格取得を進めていきましょう。