「AWS資格が多すぎて何を取ればいいの？」と迷う初心者も多いはず。
2025年現在、AWS認定はFoundational、Associate、Professional、Specialtyの4層12種に拡充され、選択肢の幅が広がっています。
本記事では、それぞれの資格の位置づけや学習ロードマップ、そして“何から始めるべきか”を明確に提示し、あなたに最適な進め方を案内します。
目次
AWS資格の全体像（2025年最新）
AWS 認定
技術スキルとクラウドの専門知識を検証して、キャリアとビジネスを成長させます
出典：AWS＞認定
AWS認定は4つのレベル構成になっており、それぞれ目的や難易度が異なります。
- Foundational（入門）：Cloud Practitioner（CLF‑C02）など、クラウド初心者向けの基礎認定。
- Associate（初中級）：Solutions Architect（SAA‑C03）、Developer（DVA‑C02）、SysOps（SOA‑C02）。設計・開発・運用に対応。
- Professional（上級）：Solutions Architect Professional（SAP‑C02）、DevOps Engineer（DOP‑C02）。2年以上の経験者を対象に高度な設計・自動化力を問う。
- Specialty（専門）：Networking、Security、Machine Learningなど、特定分野に特化した認定。
入門者向けスタート資格
● Cloud Practitioner（CLF‑C02）
初心者に最適な選択肢。クラウドの基本やAWSコアサービスを広く浅く学べます 。
実務経験なしでも取り組め、合格後はAssociateへのステップにもなります。
Redditでは「CLFはSAA向けの基盤になる」との声もあります 。
実務対応を狙うならAssociateレベル
● Solutions Architect – Associate（SAA‑C03）
最も人気が高く、クラウド設計系案件に有利。
合格率は65〜70％で、実務経験者でも学習が必須。
手を動かす練習と模擬試験が鍵となります。
● Developer – Associate（DVA‑C02）
アプリ開発経験者向け。LambdaやAPI Gatewayなどの活用力が問われる。
● SysOps Administrator – Associate（SOA‑C02）
運用系志望者向け。監視・スケーリング・トラブル対応力がポイント。
上級を目指すならProfessionalレベル
● Solutions Architect Professional（SAP‑C02）
大規模設計・移行・マルチアカウント設計など高度な領域に踏み込む。
受験には最低2年の実務経験が推奨 。
● DevOps Engineer Professional（DOP‑C02）
CI/CD、インフラ自動化、パイプライン構築などDevOps領域に精通する上級資格。
専門性を追求するならSpecialty資格
特定分野の専門家を目指すなら、以下の選択肢があります ：
- Advanced Networking – Specialty
- Security – Specialty
- Machine Learning – Specialty
- Data Analytics / Database / SAP on AWS
各分野に特化したスキルを証明でき、キャリアの差別化になります。
最短ルートの取得順モデル
初心者
CLF‑C02 → SAA‑C03 → SAP‑C02 → Specialty（例：Security）開発者志向
CLF‑C02 → DVA‑C02 → DOP‑C02 → Specialty（Machine Learning）運用志向
CLF‑C02 → SOA‑C02 → DOP‑C02 → Advanced Networkingこのように目的に沿った順序で資格を取得することで、最短かつ無駄のない学習が可能。
実務スキルを伸ばす学習アプロ
- Hands-on 演習：AWS Skill Builder や公式ドキュメントを活用。
- 模擬試験活用：Whizlabs 等で本番形式を経験。
- オンライン講座受講：Udemy・YouTubeで記憶定着と実践補完が可能。
- 資格更新後も継続学習：有効期限は3年。実務に裏付けた知識の深堀りが重要 。
まとめ
AWS資格は「目的」「レベル」「役割」に合わせて選ぶことが重要です。
入門者はCLFで基礎固め、次にAssociate取得で実務力を証明。
さらにProfessionalやSpecialtyで専門性を高めることが可能です。
資格はあくまで通過点。最終的な目的は「実務に活かせるスキル」の習得であることを忘れずに学習計画を立てましょう。
この記事が、あなたにとって最適なAWS資格ロードマップ構築の一助となれば幸いです！
