CompTIA IT系資格

CompTIA資格は意味ない?本当に役立つのか徹底解説

2025-03-13

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「CompTIAの資格って意味あるの?」
「取得しても転職やキャリアアップに役立たないのでは?」

CompTIA(コンプティア)は、IT業界で広く認知されているベンダー中立の資格ですが、一部では「意味がない」と言われることもあります。

しかし、CompTIA資格が本当に意味がないのかどうかは、目的やキャリアプランによって変わるのが実情です。

この記事では、CompTIA資格の価値、評価、取得するメリット・デメリットについて詳しく解説します。

CompTIA資格とは?基本情報

CompTIA(Computing Technology Industry Association)は、世界的に認知されているIT業界団体で、特定のメーカーに依存しないベンダー中立の資格を提供しています。

CompTIAの資格にはいくつかの種類があり、それぞれ異なる分野をカバーしています。

主なCompTIA資格一覧

資格名内容難易度
CompTIA A+ITサポート・ヘルプデスク向け★★☆☆☆
CompTIA Network+ネットワークの基礎知識★★★☆☆
CompTIA Security+セキュリティの基礎★★★★☆
CompTIA CySA+セキュリティ運用・脅威分析★★★★☆
CompTIA PenTest+ペネトレーションテスト★★★★★
CompTIA Linux+Linuxの基本と管理スキル★★★☆☆
CompTIA Cloud+クラウドコンピューティング★★★★☆

特に、A+、Network+、Security+は世界的に知名度が高く、ITエンジニアの入門資格として人気があります。

CompTIA認定資格のキャリアパス
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出典:CompTIA>認定資格の種類と概要

CompTIA資格が「意味ない」と言われる理由

CompTIAが意味ない理由① 企業によって評価が分かれる

CompTIA資格は、海外では評価が高いものの、日本国内では企業によって評価が分かれる傾向があります。

特に、A+やNetwork+は、国内の求人では必須資格として挙げられることが少ないため、「意味がない」と言われることがあります。

CompTIAが意味ない理由② 資格よりも実務経験が重視される

IT業界では、資格よりも実際に何ができるか(実務経験やスキル)が重視されます。

そのため、資格だけを持っていても転職やキャリアアップには直結しないことが多いです。

CompTIAが意味ない理由③ 他の資格の方が評価されることも

例えば、セキュリティ系の資格では、CompTIA Security+よりもCISSPやCISA、CEHの方が評価されやすいことがあります。

ネットワーク系の資格でも、CCNA(Cisco)やLPIC(Linux)などの資格の方が、採用担当者の目に留まりやすいケースが多いです。

CompTIAが意味ない理由④ 日本企業ではあまり認知されていない

CompTIA資格は、外資系企業や海外では認知度が高いですが、日本国内ではまだそこまで浸透していません。

特に中小企業では、「CompTIA?それ何?」という反応をされることもあるため、知名度が低い資格と見なされることもあります。

それでもCompTIA資格を取得するメリット

「意味がない」と言われることもあるCompTIA資格ですが、目的によっては取得するメリットもあります

CompTIAを取得するメリット① IT未経験者が基礎を学ぶのに最適

CompTIAの資格は、ITの基礎を体系的に学ぶのに適した試験が多く、未経験者がスキルを証明する手段として有効です。

特に、A+やNetwork+は、ITサポートやインフラエンジニアを目指す人にとって良い学習指標になります。

CompTIAを取得するメリット② 海外・外資系企業での評価が高い

CompTIA資格は、特にアメリカやヨーロッパの企業で高く評価されています。

外資系企業を目指している場合は、Security+やCySA+の取得がプラスになることもあります。

CompTIAを取得するメリット③ セキュリティ分野では一定の評価がある

セキュリティ系の資格(Security+、CySA+、PenTest+)は、政府機関や大手企業で評価されることがあるため、セキュリティエンジニアを目指す人には有用です。

CompTIAを取得するメリット④ 特定の技術に依存しない

CiscoのCCNAやMicrosoftのAzure資格は特定のベンダー技術に依存しますが、CompTIAの資格はベンダーに依存しないため、幅広い企業や環境で活用できるのがメリットです。

CompTIA資格を取得すべき人とは?

CompTIA資格が意味を持つのは、以下のような人です。

  • IT未経験で基礎を学びたい人(A+、Network+)
  • 外資系企業や海外で働きたい人(Security+、CySA+)
  • ITサポート・ヘルプデスクを目指している人(A+)
  • セキュリティエンジニアを目指している人(Security+、PenTest+)

逆に、すでに実務経験がある人や、国内の転職市場を重視する人は、他の資格を選んだ方がよい場合もあります。

CompTIA資格と他のIT資格の比較

資格名メリットデメリット
CompTIA A+ITサポートの基礎を学べる国内では知名度が低い
CompTIA Network+ネットワークの基本を網羅CCNAの方が評価されやすい
CompTIA Security+セキュリティの基礎を学べるCISSPやCEHの方が評価されることも
CCNA(Cisco)ネットワークエンジニア向けで人気ベンダー依存の資格
LPIC(Linux)Linuxサーバーの基礎が学べる日本ではLPICの方が評価されやすい

まとめ|CompTIA資格は「意味がない」わけではないが、目的次第

  • CompTIA資格は、未経験者の基礎学習には役立つが、実務経験の方が重要視される
  • 日本国内では知名度が低いが、外資系企業では評価されることがある
  • セキュリティ系の資格(Security+など)は一定の評価があり、政府機関でも活用される
  • 転職を目的とするなら、他の資格(CCNA、LPIC、CISSPなど)も検討すべき

CompTIA資格は、「意味がない」というよりも、「どう活用するか」によって価値が変わる資格です。

自分のキャリアに合った資格を選び、スキルアップにつなげていきましょう。

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ton

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