基本情報技術者試験(FE)は、ITエンジニアとしての第一歩となる国家試験です。
これまで春と秋の年2回に実施されてきましたが、2023年以降はCBT(Computer Based Testing)方式が導入され、受験日を自分で選べるようになりました。
「いつ受ければいい?」
「どのように予約する?」
といった疑問を持つ方に向けて、本記事ではCBT方式における試験日スケジュールと予約方法、注意点までを詳しく解説します。
目次
CBT方式とは?基本情報技術者試験の新しい実施形態
CBT方式とは、全国のテストセンターでコンピュータを使って受験する形式です。
受験者が自分で日程や会場を選び、オンラインで予約できるのが最大の特徴です。
2023年4月以降、基本情報技術者試験はこのCBT方式に完全移行し、通年受験が可能となりました。
従来の「春期・秋期」の試験区分は廃止され、より柔軟な受験スケジュールが実現しています。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験の試験日はいつでも?最新スケジュールの概要
2025年度も、基本情報技術者試験は基本的に1年中、月〜日曜まで週単位で実施されています。
ただし、会場によっては枠が限られるため、常に空いているとは限りません。
- 試験実施期間:2025年4月〜2026年3月
- 予約可能期間:申込日から3カ月先まで
- 実施時間帯:午前/午後から選択(会場による)
- 受験会場:全国47都道府県にある指定のCBTセンター
予約枠は先着順のため、希望の日時を確保するには早めの予約が重要です。
試験の予約方法
基本情報技術者試験の予約は、IPAの公式サイトを経由して「CBTソリューションズ」の予約システムから行います。
予約のステップは以下の通りです:
- 利用者IDの新規登録(CBTソリューションズで実施)
- ログイン後、受験地域・会場・日時を選択
- クレジットカードなどで受験料を支払い
- 予約完了後、マイページから「受験票PDF」をダウンロード・印刷
予約は試験日の3日前まで可能ですが、会場や時期によってはすぐに埋まってしまうことがあります。
予約時に注意すべきポイント
CBT方式にはいくつかの注意点があります。
特に次の3点には気をつけましょう。
- 予約枠は先着順:人気の高い会場や月末・土曜日などは早く埋まりがち
- 繁忙期に注意:4月、10月、年度末などは予約が殺到する傾向あり
- キャンセル・変更には期限あり:変更は試験日の4日前まで。それ以降はキャンセル不可
また、再受験する場合は、前回の受験から30日以上空ける必要があります。
試験日を決めるときのコツ
自由に日程を選べる反面、「いつ受ければいいかわからない」と迷う人も多いです。
試験日を決める際は、以下のようなポイントを意識しましょう。
- 学習の進捗状況を踏まえて逆算し、受験日を設定
- 模試や過去問の結果から、目安となる日程を考える
- モチベーション維持のため、早めに受験日を決めて目標設定する
試験当日の流れと持ち物
CBT試験当日は、開始時間の30分前までに会場に到着するのが望ましいです。
受付後は本人確認と注意事項の説明があり、その後すぐに試験が始まります。
当日の持ち物は以下の通り:
- 本人確認書類(顔写真付き):運転免許証、パスポートなど
- 受験票(マイページから印刷)
- 時計:スマートウォッチは禁止。アナログまたはデジタルのみ
CBTでは、計算用紙の持ち込みやメモ書きは禁止されているため、与えられるホワイトボードを使用します。
まとめ
- 基本情報技術者試験は2025年もCBT方式で通年実施
- 予約はオンラインで簡単に可能だが、先着順なので早めの行動を
- 学習状況を見ながら試験日を決めることで、合格率を高められる
柔軟な受験スタイルに対応できる今だからこそ、自分に合ったスケジュールで学習と受験を進めましょう。
しっかり準備をして、合格を目指してください。