情報セキュリティマネジメント試験(SG)は、情報処理技術者試験の中でも「IT初心者から一歩進んだ層」を対象にした国家資格です。
個人情報や企業データの保護が重視される今、社会的な重要性も年々高まっている試験と言えるでしょう。
そんな中、近年よく聞かれるのが「情報セキュリティマネジメント試験って、いつでも受けられるの?」という声です。
実は2023年度から試験制度が大きく変わり、“通年受験”可能なCBT方式へと完全移行しています。
この記事では、受験日や予約の仕組み、注意点やメリットまでをわかりやすく解説します。
目次
情報セキュリティマネジメント試験は「通年試験」へ移行済み
情報セキュリティマネジメント試験(SG)とは?
情報セキュリティマネジメント試験(SG)は、ITパスポートと基本情報技術者試験の中間に位置する国家資格で、セキュリティ分野に特化した知識と実務スキルを問う試験です。
IT部門だけでなく、総務・人事・営業など、企業内で情報を扱うすべての職種に関連する内容が出題されます。
2023年度より「CBT方式」に変更
SG試験は2023年度から、マークシート形式の筆記試験からCBT(Computer Based Testing)方式に完全移行しました。
年2回から「いつでも受験可能」な通年実施へ
従来は春・秋の年2回のみの開催でしたが、現在は1年を通して自分の都合の良い時期に受験できる仕組みに変更されています。
他の国家試験と異なり、自分の都合に合わせやすいのが特長
CBT方式の導入により、ライフスタイルに合わせた受験スケジュールが立てやすくなりました。
学生や社会人でも受けやすい点が魅力です。
情報セキュリティマネジメント試験
4.試験時間・出題形式・出題数(解答数)
科目A・科目B
- 試験時間 120分
- 出題形式 科目A:多肢選択式(四肢択一)、科目B:多肢選択式
- 出題数・解答数 出題数:60問・解答数:60問
情報セキュリティマネジメント試験 受験の流れと予約方法
受験申込サイト(プロメトリック)を通じて予約
申込は、プロメトリック社の専用サイトからオンラインで完結できます。
試験日は平日・土日含めて自由に選択可能(空き状況による)
テストセンターの空き状況に応じて、平日でも週末でも希望日を指定可能です。
人気の時期は混み合うので、早めの予約が安心です。
会場も全国各地にあり、アクセスしやすい
主要都市だけでなく、地方都市にもテストセンターが設けられており、移動の負担も比較的少なめです。
予約から試験日までのリードタイム目安(最短で翌週も可能)
空きがあれば、申し込みから1週間以内に受験可能。
思い立ったらすぐ行動できるのもCBT方式のメリットです。
情報セキュリティマネジメント試験 予約時の注意点と対策
予約は簡単ですが、いくつか気をつけるべきポイントもあります。
- 会場によって試験実施日は異なるため、複数のテストセンターを候補に入れるのがベスト
- 年度末や大型連休前は混雑しやすく、1ヶ月以上前の予約が理想
- 受験時には、写真付きの本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)が必要
情報セキュリティマネジメント試験 試験時間・内容の概要
試験時間:120分(選択式)
設問はすべて選択式で、120分間の一発勝負。集中力の持続もポイントです。
出題範囲:情報セキュリティの基礎、管理策、リスク対策など
試験範囲は主に以下のような分野に分類されます。
- 情報セキュリティの基本概念
- マルウェア・不正アクセス・内部不正などのリスク
- 管理策、ガイドライン、組織的対応方法
合格ライン:総合評価点60%以上
総合評価で6割以上の得点を取る必要があります。
“いつでも受けられる”ことのメリットと活用法
CBT方式による通年試験化により、以下のような活用が可能です。
- 自分のペースに合わせて受験時期を柔軟に調整できる
- 就職活動前や資格手当のタイミングに合わせて計画的に受験できる
- 不合格でも短期間で再受験できるため、モチベーションが維持しやすい
受験前にやるべき準備とおすすめの学習スケジュール
学習時間の目安:20~40時間(初心者)
ITパスポートレベルの知識がある方なら、20時間程度でも合格可能ですが、完全初心者の場合は40時間ほど見ておくと安心です。
模擬試験・過去問サイト(例:情報処理試験ドットコム)の活用
実際の出題形式に慣れるために、Web上の模擬問題や過去問風の演習を活用しましょう。
書籍・アプリ・動画など、自分に合った学習法を選ぼう
書籍だけでなく、YouTubeの解説動画やスマホアプリでのスキマ学習もおすすめです。
まとめ
情報セキュリティマネジメント試験は「通年試験」で、いつでも受けられる!
CBT方式の導入により、受験のハードルは大きく下がりました。
CBT方式の柔軟性を活かして、自分のタイミングで合格を目指そう
忙しい社会人でも、仕事の合間に効率よくスケジュールを組めるのが大きな強みです。
忙しい社会人や学生にも取りやすい国家資格として、今こそ挑戦のチャンス!
コスパが高く、実務にも活きる情報セキュリティマネジメント試験は、これからの時代を見据えた「初めてのセキュリティ資格」として非常におすすめです。