ITストラテジスト試験、名前からしてカッコいいしキャリアアップに効きそうだけど…
「午後Ⅱの論述がキツい」
「仕事が忙しくて勉強時間が取れない」
と、不安に感じていませんか?
実は、勉強法を工夫すれば、働きながらでも十分合格は狙えます!
この記事では、ITストラテジスト試験に合格した人たちが実践していた勉強法をもとに、効率よく・実践的な対策法をわかりやすく紹介します。
目次
試験の全体像
まずは、どんな試験なのかを軽く整理しておきましょう。
ITストラテジスト試験
1.対象者像
高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術(IT)を活用して事業を改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者。
試験区分 | 内容 | 時間 | 配点 |
---|---|---|---|
午前Ⅰ | IT全般の基礎知識 | 50分 | 多肢選択式(四肢択一) |
午前Ⅱ | 応用レベルの知識 | 40分 | 多肢選択式(四肢択一) |
午後Ⅰ | 長文読解+設問 | 90分 | 記述式 |
午後Ⅱ | 論述(テーマ選択) | 120分 | 記述式(論文) |
午後Ⅱが最大の山場です。
逆にいえば、ここを攻略すれば合格はぐっと近づきます!
ITストラテジスト勉強ステップ① 基礎固めは過去問とテキストでOK
使える教材(午前Ⅰ・Ⅱ対策)
- 『情報処理教科書 ITストラテジスト』(翔泳社)
→ 定番テキスト。図表も多く読みやすい。
- 『過去問対策(Webサイト)』
→ スマホで解ける無料の過去問サイト。スキマ時間に◎
勉強のポイント
- 午前Ⅰは、応用情報と範囲が似ているので既に持っている知識でOK
- 午前Ⅱは、ST特有の内容(経営・IT戦略・投資対効果)に慣れること
- 通勤時間や昼休みにコツコツ毎日1時間が理想
ITストラテジスト勉強ステップ② 午後Ⅰは読解+要点まとめの訓練
午後Ⅰは、論理的に読み解く力+要点を整理して書く力が求められます。
対策法
- 過去問を2〜3年分やってみる
- 時間を測って「設問だけを見て解く」練習もおすすめ
- 模範解答と自分の回答を比較して改善点を見つける
ポイント:
午後Ⅰの文章は難解に見えても、パターンがあるので慣れれば対応できます!
ITストラテジスト勉強ステップ③ 午後Ⅱは「構成力」と「テンプレ」が命!
午後Ⅱの論述が最大の壁。でも、ここも“コツ”がわかれば突破できます。
合格者がやっている午後Ⅱ対策
1. テーマの傾向を分析する
- 「業務改革」「IT投資の評価」「情報戦略立案」などが定番
- 過去5年分のテーマをチェックして、出やすいジャンルを絞る
2. 自分の業務経験をストーリーに変換
- すべてを実体験にする必要はなし
→ 自分の業務+ちょっと盛った仮定でOK!
3. 論文テンプレートを作っておく
例)
① 背景・課題の説明
② 解決策の検討と評価
③ 実施計画と効果
④ 振り返りと今後の課題
この型に自分の話を当てはめて書けば、論理的な構成の論文が書けます!
忙しい人向け:勉強スケジュールのコツ
3か月で合格を目指すモデルプラン
期間 | 内容 |
---|---|
1か月目 | 午前Ⅰ・Ⅱ対策(毎日1時間)+午後Ⅰの過去問を週1回 |
2か月目 | 午後Ⅰ強化+午後Ⅱの論文練習開始(週1本) |
3か月目 | 午後Ⅱを重点的に対策+論文添削(自分でも可) |
勉強時間の目安:平日1時間+週末に3〜4時間が現実的ラインです。
よくある質問(FAQ)
Q:論文は実務経験がないと無理?
A:まったくの未経験でも問題なし。仮想プロジェクトでもOKです。説得力あるストーリー構成が大切!
Q:市販の論文対策本は必要?
A:あれば便利ですが、過去問の模範解答を分析して自作テンプレを作るだけでも十分戦えます。
Q:論文は何本書けばいい?
A:最低でも3テーマ×3パターン=9本程度の練習が安心ライン。うち2本を本番レベルで書いておくと◎
まとめ:ITストラテジストは“戦略的な勉強”で勝てる!
ITストラテジスト試験は確かに難関ですが、やみくもに勉強するよりも「戦略的に準備」することで、効率よく突破できます。
- 午前はスキマ時間で回す
- 午後Ⅰは要点抽出力を磨く
- 午後Ⅱはテンプレ&ストーリー構成が命!
これを押さえれば、忙しい社会人でも十分合格が狙える試験です。
キャリアアップの選択肢として、ぜひチャレンジしてみてください!