Linuxのスキルを証明する代表的な資格である「LPIC(Linux Professional Institute Certification)」。
転職や昇格、スキルの客観的証明に役立つこの資格を取得しようと考えている方の中には、
「申し込み方法がよくわからない」
「受験料はどれくらい?割引はあるの?」
といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、LPICの申し込み方法から受験料、割引チケットの購入方法、オンライン受験の手順まで、初めてでも迷わず手続きできるようにわかりやすく解説します。
これからLPIC受験を予定している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
LPICとは?資格概要の復習
LPICはカナダに本部を置くLinux Professional Institute(LPI)が認定する、ベンダー中立の国際的な資格です。
Linux Professional Institute (LPI) は、オープンソースプロフェッショナルのための世界的な認定基準であり、キャリア支援組織です。
250,000人以上の認定資格保有者を擁する、世界初で最大のベンダーニュートラルなLinuxおよびオープンソースの認定機関です。
- LPIC-1:Linuxの基本操作スキル
- LPIC-2:中級レベルのシステム管理
- LPIC-3:高度なエンタープライズ環境管理
それぞれ5年の有効期限があり、継続的なスキル更新が求められます。
日本語での受験も可能で、就職・転職市場でも高評価を得ている資格です。
申し込み前の準備ステップ
LPICを受験するには、以下の準備が必要です:
- LPI-IDの取得:LPI公式サイトで無料登録。受験履歴管理に必須。
- Pearson VUEの登録:試験申し込み・受験管理のためのアカウント作成。
- LPI-IDの連携:Pearson VUEのマイページからLPI-IDを紐づけます。
この準備が完了すれば、受験申込の準備は万全です。
受験チケットとは?通常申込との違い
LPIC試験は通常、Pearson VUEを通じて直接申し込みますが、「受験チケット(バウチャー)」を事前に購入することで割引を受けることができます。
- 通常申込:Pearson VUEで直接クレジット決済(割引なし)
- チケット購入:Ping-Tやバウチャー販売サイト経由で購入 → 割引価格で申し込み可能
受験チケットには有効期限があるため、使用時期を確認しましょう。
LPIC受験料一覧と割引価格
2025年現在の日本国内におけるLPIC受験料(すべて税込):
- LPIC-1(101/102):各15,000円 → 割引チケットで各14,850円程度
- LPIC-2(201/202):各15,000円
- LPIC-3:1科目制/15,000円
バウチャーチケットを活用することで、数百円〜数千円の割引が可能です。
申し込み手順:5ステップでわかりやすく
- LPI-IDを取得する(LPI公式サイトから登録)
- Pearson VUEにアカウント登録(試験会場・日時を選ぶため)
- チケット購入(任意):Ping-Tなどからバウチャーを購入
- Pearson VUEで試験申し込み:購入したバウチャーを入力
- 申し込み完了メールを確認:受験日、会場、持ち物をチェック
オンライン受験・会場受験の違いと選び方
LPICは以下の2種類の方法で受験できます:
- テストセンター受験:全国のPearson VUE公認会場にて実施
- オンライン受験(OnVUE):自宅から監督付きで受験可能
オンライン受験には以下の条件が必要です:
- 安定したインターネット環境
- Webカメラ付きPC(マイクも必要)
- 静かな環境・英語による監督対応(質問は日本語不可)
割引を活用するコツ&注意点
- Ping-TやITパスポート道場などで割引チケット販売中
- 購入前に「試験コード」「有効期限」「返金・再発行条件」を要確認
- 会社負担の場合、領収書発行の有無もチェック
Q&A よくある質問
Q. チケットを使わずに申し込んでも大丈夫? → はい、問題ありません。Pearson VUEで直接申し込み可能です。
Q. 試験日を変更できますか? → 試験日の2営業日前までであれば無料で変更可能です。
Q. オンライン受験でトラブルが起きたら? → チャットで英語対応可能。ネット切断時の再受験条件も確認を。
まとめ
LPIC試験の申し込みは、事前の準備と選択肢の把握が成功のカギです。
受験チケットを活用すれば費用を抑えつつ、自宅受験など柔軟なスタイルで挑戦することも可能です。
本記事を参考に、スムーズに申し込みを完了させて、LPIC合格への第一歩を踏み出しましょう。