「情報処理安全確保支援士試験を受けたいけれど、申し込みってどうするの?」
「いつが締切?何を準備すればいい?」
そんな疑問を持つ方に向けて、本記事では、IPAが実施する国家資格「情報処理安全確保支援士(SC)試験」の申込方法やスケジュール、注意点を詳しく解説します。
情報処理安全確保支援士試験は年に2回しか実施されないため、申込期間を逃すと次のチャンスまで半年以上待つことになります。
この記事を読めば、申込方法が明確になり、受験に向けて安心して準備を始められるはずです。
目次
試験制度の概要と申込対象
情報処理安全確保支援士(セキスぺ)試験は、IPA(情報処理推進機構)が主催する情報処理技術者試験のひとつで、高度試験(レベル4)に分類されます。
情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)制度
「情報処理安全確保支援士」とは、サイバーセキュリティ対策を推進する人材の国家資格です。
サイバーセキュリティ対策の重要性が社会的に高まる中で、それを担う人材の育成・確保のために、『国家資格』が誕生しました。
- 年2回実施(春期:4月、秋期:10月)
- 試験形式:PBT(Paper Based Testing/マークシート+記述)
- 受験資格:年齢・学歴・職歴の制限なし
セキュリティ分野の専門性を証明する国家資格であり、実務経験者・未経験者問わずチャレンジ可能です。
最新スケジュール(2025年度)
2025年度の試験スケジュール(予定)は以下の通りです:
- 春期試験
- 申込期間:2025年1月中旬〜2月上旬
- 試験日:2025年4月20日(日)
- 秋期試験
- 申込期間:2025年7月11日(金)〜7月30日(水)
- 試験日:2025年10月12日(日)
※試験日は原則として日曜日に固定されています。
申込方法をステップで解説
SC試験の申込は、インターネット(CBTソリューションズのマイページ)を通じて行います。
以下は申込手順の流れです:
- CBTソリューションズのマイページに登録
- 初回の方はアカウント作成が必要
- ログインして試験区分を選択
- 「情報処理安全確保支援士試験(SC)」を選ぶ
- 会場・受験地を選択
- 全国の試験会場から希望地を指定
- 必要事項を入力(氏名・連絡先・写真等)
- 支払いを完了させる
- クレジットカード
- コンビニ支払い(ローソン・ファミマなど)
- Pay-easy(銀行ATM)
- 申込完了メールの受信を確認
申込時の注意点
SC試験の申込にあたって、以下の点に注意しましょう。
- 申込期間を過ぎると一切再申込できません
- 氏名・受験地の変更は申込期間中のみ可能
- 障害などの理由で特別措置が必要な場合は、別途特別措置申請書類の提出が必要
- 受験票は試験月の上旬に発送(マイページにも反映)
受験票とバウチャーチケットの扱い
- 受験票は試験日の2〜3週間前に発送され、試験会場・時間・持ち物などが記載されています
- 一部企業や団体では「バウチャーチケット」による団体申込制度あり(企業研修利用など)
- バウチャー利用者は登録済の申込コードで簡単に受験登録が可能
申込後にやるべきこと
申込が完了したら、以下の準備を進めましょう:
- 試験範囲の確認と学習スケジュールの作成
- 午前Ⅰ・Ⅱ、午後Ⅰ・Ⅱの過去問題演習
- 模試やオンライン講座の申し込み
- 試験当日の会場アクセスを事前にチェック
Q&A よくある疑問
Q1. 申込後にキャンセルはできますか? → 申込完了後はキャンセル・返金は原則不可です。
Q2. スマホからも申し込み可能ですか? → 可能ですが、操作性や入力ミスを防ぐためPCでの申込を推奨します。
Q3. バウチャーチケットとは何ですか? → 団体や企業が受験者用に発行する受験コードです。個人の申込では不要です。
まとめ
情報処理安全確保支援士試験は、年に2回しか受験チャンスがないため、申込手続きとスケジュール管理が非常に重要です。
- インターネット申込のみ(CBTソリューションズ経由)
- 支払い完了まで行わないと申し込みは無効
- 受験票発送は試験の約2〜3週間前
このガイドを参考に、確実に申込みを済ませ、余裕を持って学習に取り組みましょう。