高度な情報セキュリティスキルを証明する国家資格「情報処理安全確保支援士(SC)」。
毎年多くのITエンジニアが受験するこの試験は、セキュリティ分野でのキャリアアップや信頼性の裏付けとしても非常に価値のある資格です。
試験が終わった後、最も気になるのが
「合格発表はいつ?」
「どうやって結果を見るの?」という点です。
また、スコアの確認や合格証書の受け取り、落ちた場合の次のステップなど、合格発表後に知っておきたい情報は多岐にわたります。
本記事では、情報処理安全確保支援士試験の合格発表に関する情報を網羅的に解説。
合格発表日から確認方法、合格証書の入手、成績開示、再挑戦へのアドバイスまで、2025年版の最新情報に基づいて徹底的にガイドします。
目次
情報処理安全確保支援士 試験とは?簡単おさらい
情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)制度
「情報処理安全確保支援士」とは、サイバーセキュリティ対策を推進する人材の国家資格です。
サイバーセキュリティ対策の重要性が社会的に高まる中で、それを担う人材の育成・確保のために、『国家資格』が誕生しました。
- 名称:情報処理安全確保支援士(通称:SC)
- 実施機関:IPA(情報処理推進機構)
- 試験区分:高度試験(レベル4)
- 試験形式:午前Ⅰ(多肢選択式(四肢択一))、午前Ⅱ(多肢選択式(四肢択一))、午後(記述式)
- 実施時期:年2回(春期・秋期)
サイバー攻撃対策、アクセス制御、脆弱性管理、セキュリティポリシー策定など、現場実務と密接に結びついた出題が特徴です。
2025年度 合格発表スケジュール
2025年度 春期試験
- 試験日:2025年4月20日(日)
- 合格発表日:2025年7月3日(木)正午予定
- 問題冊子、解答例:2025年4月20日(日)
- 採点講評:2025年7月18日(金)正午予定
2025年度 秋期試験
- 試験申込:2025年7月11日(金)~7月30日(水)
- 試験日:2025年10月12日(日)
- 合格発表日:未定(例年どおりであれば、2025年12月25日(木)正午 頃)
合格発表は、毎年「試験実施から約75日後」に設定されており、例年通りであれば7月初旬に発表されます。
合格発表の確認方法
合否結果は以下の手順で確認可能です:
- マイページログイン(受験者ポータル)
- 試験申込時のアカウントでログイン
- 午前Ⅰ〜午後までの各得点が確認可能
- IPA公式サイトの合格者一覧(PDF)
- 受験番号が掲載されているかを確認
- 関連ファイルとして問題冊子・解答例・講評も同時掲載
- 官報掲載(合格者の氏名公表)
- 合格証書発送後に官報に記載される場合あり(時期は未定)
合格発表当日の流れと注意点
合格発表当日はアクセスが集中しやすいため、以下の点に注意しましょう:
- 正午直後はマイページが混雑し、アクセスしづらい場合あり
- 合否よりも詳細スコアの確認を重視(午前・午後の得点把握)
- 合格者PDFはPC閲覧推奨(スマホだと見づらい)
スコア・成績照会で得られる情報
成績照会では以下の詳細が表示されます:
- 午前Ⅰ(免除対象):点数表示(免除者は表示なし)
- 午前Ⅱ:100点満点中の得点と基準(60点以上で合格)
- 午後:100点満点の記述式スコア(60点以上で合格)
自己分析のため、特に午後問題のスコアは重要です。毎年午後の得点で合否が分かれる傾向があるため、弱点克服に活用しましょう。
合格後の流れ:合格証書と今後の登録
- 合格証書の発送:発表から2〜3週間後に簡易書留で郵送
- 情報処理安全確保支援士(登録制資格)として活動したい場合:IPAへの別途登録が必要
- 登録要件:合格後3年以内に手続き、所定の研修受講・手数料納付あり
落ちた場合の再チャレンジタイミング
- 次回試験:2025年秋期(10月12日)
- 午前Ⅰ免除制度:応用情報合格者や過去のSC合格実績ありで免除可
- 午後対策:過去問の構造理解+記述力強化が鍵
Q&A よくある質問
Q. 合格発表が遅れることはありますか? → まれにシステムトラブル等で数時間遅れることもありますが、基本的には正午公開です。
Q. 合格証書はいつ届きますか? → 発表日から2〜3週間以内に発送されます。
Q. 合格後、登録しないとどうなりますか? → 登録しない場合でも合格者としての資格は保持できますが、「支援士」としての活動は不可となります。
まとめ
情報処理安全確保支援士試験の合格発表は、受験者にとって非常に重要な区切りです。
合格か否かだけでなく、スコアや課題分析を通じて今後のキャリアに活かすことが可能です。
- 合格発表日は2025年7月3日(木)正午
- マイページと公式PDFで確認を
- 合格者は支援士登録の準備も進めよう
この記事を参考に、合格発表当日を落ち着いて迎え、次のステップに備えましょう。