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VBAエキスパートは意味ない?そう言われる理由と本当の価値

2025-04-17

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Excelの自動化や業務効率化に欠かせないスキルとして、VBA(Visual Basic for Applications)は長年にわたり事務職や営業支援の現場で活用されてきました。

そんなVBAのスキルを客観的に証明する資格が「VBAエキスパート」です。

しかし、インターネット上では「VBAエキスパートは意味がない」「履歴書に書いても評価されない」といったネガティブな意見も散見されます。

本当にこの資格には価値がないのでしょうか? それとも、誤解や使い方の問題があるのでしょうか?

この記事では、「意味ない」と言われる背景を客観的に整理しつつ、資格としての実用性や効果的な活用シーンをわかりやすく解説します。

これから取得を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

VBAエキスパートの概要と難易度

VBAエキスパートとはどんな資格?

VBAエキスパートは、オデッセイコミュニケーションズが主催する民間資格で、ExcelやAccessで使われるマクロ言語「VBA(Visual Basic for Applications)」の習熟度を測る試験です。

レベルは「Basic」と「Standard」に分かれており、主に事務職や営業職でExcel業務を効率化したい人に人気があります。

認定元と試験の種類

この資格はオデッセイコミュニケーションズによって認定されており、下記の2レベルに分かれています。

  • Basic:VBAの基礎知識や簡単なマクロ操作が出題される
  • Standard:より実務的な応用問題が中心で、実用性の高いスキルが求められる

試験内容

試験はCBT方式(コンピュータ上での選択式試験)で行われる。

Excel VBA ベーシック

問題数40問前後
出題形式選択肢形式、ドロップダウンリスト形式、穴埋め記述形式
試験時間50分

Excel VBA スタンダード

問題数40問前後
出題形式選択肢形式、ドロップダウンリスト形式、穴埋め記述形式
試験時間50分

Access VBA ベーシック

問題数40問前後
出題形式選択肢形式、ドロップダウンリスト形式、穴埋め記述形式
試験時間50分

Access VBA スタンダード

問題数40問前後
出題形式選択肢形式、ドロップダウンリスト形式、穴埋め記述形式
試験時間60分

出典:VBAエキスパート>試験概要

合格基準は、700点以上(1000点満点)です。

難易度・合格率の目安

Basicは合格率80%以上、Standardは60%前後とされており、しっかり学べば合格しやすい部類の資格です。

「VBAエキスパートは意味ない」と言われる4つの理由

意味ないと言われる理由① 資格の知名度が低く、履歴書に書いても効果が薄い

国家資格と異なり、VBAエキスパートは民間資格のため、企業側の認知度が低く、採用時のアピール材料としてはやや弱い面があります。

意味ないと言われる理由② 実務経験の方が評価されやすい

実務で「自動化ツールを組んだ」「業務を時短した」などの経験があれば、資格がなくても高く評価されるケースが多いです。

意味ないと言われる理由③ VBAの将来性に不安がある

近年はノーコードツールやPythonなど、VBAに代わる技術も普及してきており、「これからの時代に合っているのか?」と疑問視されることがあります。

意味ないと言われる理由④ 資格を取っただけでは実務で通用しない

VBAエキスパートは選択式試験のため、コーディング経験が乏しくても取得可能です。

そのため「実際にマクロを組めない人もいる」という点で、評価されにくいことがあります。

それでもVBAエキスパートが役に立つ場面

「意味がない」とされる一方で、次のような場面では大いに力を発揮します。

  • 社内業務の自動化・効率化に直結
    定型作業を自動化することで、大幅な業務効率化が可能です。
  • 事務職や営業アシスタントの業務改善
    日常的にExcelを使う職種では、マクロの活用で作業時間を大きく短縮できます。
  • VBA未経験者がスキルを体系的に学ぶ入口として
    独学よりも体系的に学べる資格勉強は、初心者にとって大きなメリットです。
  • 自己研鑽や社内でのスキル証明に使える
    昇進や部署異動の際に「VBAスキルがあります」と客観的に示せる点は強みです。

VBAエキスパートと他の資格との比較と補完的な活用法

MOSやITパスポートとの違い

MOSはOffice操作スキル、ITパスポートはIT基礎知識の証明。

VBAエキスパートは「業務自動化のスキル証明」として補完的に役立ちます。

Pythonなどとの並行学習もおすすめ

VBAで自動化の基礎を身につけた後、Pythonに進むことでより汎用性の高いスキルを得られます。

キャリア設計に活かす

  • VBAエキスパート → Excel業務の効率化
  • Python習得 → Webスクレイピング、業務データ処理など

このように、段階的なスキルアップの一歩目として活用できます。

VBAエキスパートはこんな人におすすめ

  • Excel業務が多い事務職・営業職
  • マクロを使って仕事を効率化したい人
  • IT初心者で、まずは「見えるスキル証明」が欲しい人

社内外で「できる人」と見られるきっかけになる場合もあります。

まとめ

VBAエキスパートは“目的次第”で意味がある資格

就職や転職で直接評価されにくい面はあるものの、業務効率化やスキルアップには非常に有効です。

履歴書の武器というよりは、実務効率化の証明

実務でのマクロ作成ができるようになれば、自然と評価に繋がります。

長期的には他言語スキルと組み合わせて価値を高めよう

PythonやPower Automateなど、より汎用的なスキルと組み合わせることで、キャリアの幅が広がります。

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ton

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