IT系資格 高度情報処理技術者試験

高度情報処理技術者試験の過去問道場はある?活用できるサイトと勉強法

2025-02-17

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「基本情報や応用情報には“過去問道場”があるけど、高度試験にもあるの?」
「論述式の午後Ⅱ問題、どうやって対策すればいい?」
「無料で使える過去問サイトやPDFが知りたい!」

高度情報処理技術者試験を目指す人の多くが、効率よく過去問演習を行いたいと考えるはずです。

この記事では、高度区分に対応している過去問演習サイトの有無・無料で使えるリソース・学習の進め方まで、わかりやすく解説します。

「過去問道場」は高度情報処理技術者試験には存在する?

結論:基本的には存在しません(=CBT方式ではないため)

「過去問道場」と呼ばれるのは、以下の試験に特化した非公式の無料演習サイトのことです。

  • ITパスポート試験
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験

しかし、高度情報処理技術者試験(PM・ST・AUなど)に対応した“過去問道場形式”のWeb問題演習サイトは存在していません。

その理由は以下のとおりです。

なぜ「道場形式」の演習サイトが少ないのか?

  • 高度区分の午後Ⅱは論述式問題(記述式)のため、自動採点が難しい
  • 午後Ⅰも選択式だが記述要素が多く、選択肢だけで学ぶには不十分
  • 試験区分が多岐にわたるため、各区分の対策サイトが細分化されている

では、過去問はどうやって手に入れる?

IPA公式サイトでPDF過去問を無料配布

IPA(情報処理推進機構)の公式サイトでは、すべての高度試験の過去問題(午前・午後)と解答例をPDFで公開しています。

掲載内容:

  • 午前Ⅰ・午前Ⅱ 問題&解答
  • 午後Ⅰ 問題&解答
  • 午後Ⅱ 問題&出題の趣旨/論文構成例

【公式リンク】:
過去問題 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

ここから、自分が受けたい区分(例:プロジェクトマネージャ、ITストラテジストなど)を選んでダウンロード可能です。

おすすめの過去問学習の進め方(高度試験向け)

① 午前問題(Ⅰ・Ⅱ)はPDF→選択肢形式で練習

  • 過去3〜5年分を繰り返し解く
  • 可能であれば印刷して実際の試験形式に慣れる
  • 選択肢だけでなく“解説付き”の市販問題集を併用すると理解が深まる

② 午後Ⅰは「読解力」「記述の正確さ」を重視

  • 記述形式で解く練習が重要
  • 過去問と模範解答を照らし合わせて、「なぜそう書くのか」まで分析

③ 午後Ⅱ(論述)は“書く練習”が必須

  • 過去問をテーマ別に分類して、ストック型の構成テンプレートを用意
  • 実際に手を動かして「序論・本論・結論」を書く練習を積む
  • 模範解答を読み、構成・語尾・視点を学ぶことが大切

無料の過去問+参考書で学習するならこの組み合わせがおすすめ

目的リソース
過去問の入手IPA公式サイト(PDF)
午前問題の演習市販の過去問解説集(翔泳社、インプレスなど)
論述対策論文対策専門書+自作テンプレートの活用
解説付き問題集『徹底攻略◯◯教科書+午後問題集』シリーズ など

まとめ|「過去問道場」はないが、IPA公式PDFと論述練習で十分対策可能

  • 高度情報処理試験向けの「過去問道場」は基本的に存在しない
  • IPA公式サイトのPDF過去問が最も信頼できる&無料で手に入る
  • 午後Ⅱ対策は“読むだけ”でなく“書く力”を鍛えることが重要
  • 演習サイトがない分、紙+自習ノートを中心に地道に積み上げていくスタイルが合格への近道

過去問道場のような便利な環境はありませんが、高度試験は結局「自分の経験や知識をどう言語化するか」が問われる試験です。

自分のペースで、正しいやり方で継続すれば、必ず突破できます。コツコツと着実に準備を進めましょう。

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