「応用情報技術者試験の難易度って、大学レベルなの?」
「大学の授業と比べると、どのくらい難しい?」
応用情報技術者試験(AP)は、ITエンジニア向けの中級レベルの国家資格です。
この記事では、
- 応用情報技術者試験の難易度はどの程度なのか?
- 大学の情報系学部の授業と比較して、どちらが難しい?
- 大学生が受験する場合のメリットと勉強法
- IT未経験者でも合格できるか?
について詳しく解説します!
「応用情報技術者試験を受けたいけど、難易度が気になる…」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
応用情報技術者試験の難易度は大学レベル?
応用情報技術者試験とは?
応用情報技術者試験は、ITの基礎からマネジメント・戦略まで幅広く問われる国家試験です。
1.対象者像
ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者
- 基本情報技術者試験(FE)の上位資格
- 午前試験:マークシート方式(80問)
- 午後試験:記述式(5問選択)
- 合格基準:午前・午後ともに60%以上
大学の授業レベルと比べた難易度
「応用情報技術者試験は大学レベル」とよく言われますが、具体的にどのレベルなのでしょうか?
| 比較項目 | 応用情報技術者試験 | 大学の情報系学部の授業 |
|---|---|---|
| 学習範囲 | IT全般(プログラミング、ネットワーク、マネジメント、戦略) | 分野ごとに専門的に学ぶ |
| 試験の特徴 | 幅広い分野を網羅的に問う | 1つの分野を深掘りする |
| 難易度の目安 | 大学の情報系の2〜3年生レベル | 専門科目ごとに異なる |
| 数学のレベル | 高校数学(離散数学・確率など) | 大学レベルの数学(線形代数・統計など) |
- 応用情報は大学の情報系の2~3年生レベルの広範囲な知識が必要
- ただし、試験は広く浅く出題されるため、大学の専門科目よりは深くない
応用情報技術者試験と大学情報系の学習内容の違い
応用情報技術者試験の出題範囲と、大学の情報系学部で学ぶ内容はどれくらい違うのでしょうか?
| 分野 | 応用情報技術者試験 | 大学の情報系学部 |
|---|---|---|
| プログラミング | 擬似言語を使ったアルゴリズム問題 | C言語・Java・Python・データ構造・アルゴリズム |
| ネットワーク | OSI参照モデル・IPアドレス基礎 | TCP/IP・ルーティング・プロトコル詳細 |
| データベース | SQL基礎・正規化の基本 | SQL・NoSQL・正規化・トランザクション管理 |
| セキュリティ | 情報セキュリティの基礎知識 | 暗号技術・アクセス制御・リスク管理 |
| マネジメント | WBS・リスク管理・プロジェクトマネジメント | ソフトウェア開発管理・PM理論 |
- 大学の授業の方が「深い」知識を学ぶが、応用情報技術者試験は「広範囲」に問われる!
- 大学では実際にプログラムを書くが、応用情報技術者試験は理論中心の出題が多い!
応用情報技術者試験の難易度(他の資格と比較)
応用情報は他のIT資格と比べてどのくらい難しいのでしょうか?
| 資格 | 合格率 | 難易度 |
|---|---|---|
| ITパスポート | 約50% | ★☆☆☆☆(簡単) |
| 基本情報技術者試験 | 約25% | ★★☆☆☆(普通) |
| 応用情報技術者試験 | 約20% | ★★★☆☆(やや難しい) |
| ネットワークスペシャリスト(NW) | 約13% | ★★★★☆(難しい) |
| 情報処理安全確保支援士(SC) | 約15% | ★★★★☆(難しい) |
- ITパスポートや基本情報技術者試験よりは難しいが、専門試験(NW・SC)よりは簡単!
- 合格率20%程度なので、対策しないと落ちやすい!
Q&A|「応用情報技術者試験の難易度は大学レベル?」に関する よくある質問
🔸Q1.応用情報技術者試験の難易度は、結局どれくらいですか?
🔸Q2.大学レベルといっても、どの程度大学の学習内容に近いのですか?
Q1.応用情報技術者試験の難易度は、結局どれくらいですか?
合格率は毎回20%前後で、国家資格の中でも中級レベルと位置づけられます。
基本情報技術者試験の上位にあたり、実務経験2〜3年のITエンジニアが合格を目指す水準です。
難易度としては「大学の情報系学部で学ぶ内容と同等」と言われています。
Q2.大学レベルといっても、どの程度大学の学習内容に近いのですか?
午前試験は大学1〜2年次の「情報基礎・アルゴリズム・情報数学」に近い範囲、午後試験は大学3〜4年次の「システム開発・ネットワーク設計・セキュリティ演習」に近いレベル感です。
理論+実務的なシナリオ問題が多いため、大学の座学に加えて実践的な演習を組み合わせた内容に近いといえます。
Q3.未経験や文系出身者でも合格可能ですか?
可能です。多くの文系出身者や未経験者が合格しています。
ただし基礎知識がないと難易度が格段に上がるため、まずはITパスポートや基本情報技術者試験レベルの知識を身につけてから挑戦するとスムーズです。
独学の場合はイラスト解説のある参考書や通信講座を活用するのが効果的です。
Q4.午前試験と午後試験、どちらが難しいのですか?
多くの受験者が「午後試験のほうが難しい」と感じています。
午前は過去問対策で対応できますが、午後は記述式問題が中心で、自分の言葉で要点をまとめる力や実務的な応用力が求められるためです。
Q5.独学で合格できますか?
独学でも十分合格可能です。実際、多くの社会人や学生が市販の参考書と過去問だけで合格しています。
ただし午後試験の記述対策が独学では不安になりやすいので、「午後問題の解答プロセス」を丁寧に解説している教材を利用すると安心です。
Q6.大学在学中に合格するメリットはありますか?
大きなメリットがあります。
就職活動でのアピールになるのはもちろん、授業で学んだ知識を資格試験に活かすことで理解の定着や自己PR材料の強化につながります。
特に情報系以外の学部生が取得すれば、IT業界への就職で有利になります。
まとめ|応用情報技術者試験は広範囲で、理論中心の出題が多い!
- 応用情報技術者試験の難易度は、大学の情報系の2~3年生レベル!
- 試験範囲は広いが、専門知識は大学の方が深い!
- 大学生が取得すると、就職・転職・インターンで有利!
- 合格率20%なので、しっかり勉強しないと落ちる!
大学の情報系の知識を活かして、応用情報技術者試験を取得すれば、ITキャリアのスタートに大きく役立ちます!
「大学で情報系を学んでいる」「これからIT業界を目指したい!」という方は、ぜひチャレンジしてみましょう!


