「AWS資格の合格率ってどれくらい？」
「試験の難易度が知りたい！どの資格が合格しやすい？」
AWS（Amazon Web Services）は、世界中で広く利用されているクラウドプラットフォームです。
AWS認定資格は、クラウドの知識やスキルを証明する重要な資格として、多くのエンジニアやIT業界のプロフェッショナルに人気があります。
しかし、AWS資格には基礎レベルから上級レベルまでさまざまな試験があり、「どの試験の合格率が高いのか？」「難易度が低く、受かりやすい資格はあるのか？」と疑問に思う方も多いでしょう。
本記事では、以下のポイントを詳しく解説します。
- AWS資格12種類の難易度別合格率の目安
- 各資格の特徴と求められるスキル
- 合格率を高めるための効果的な学習方法
AWS資格の取得を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
目次
- 1 AWS資格の難易度別合格率の目安
- 2 各資格の特徴と求められるスキル
- 2.1 AWS Certified Cloud Practitioner
- 2.2 AWS Certified AI Practitioner
- 2.3 AWS Certified Solutions Architect – Associate
- 2.4 AWS Certified Developer – Associate
- 2.5 AWS Certified SysOps Administrator – Associate
- 2.6 AWS Certified Data Engineer – Associate
- 2.7 AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate
- 2.8 AWS Certified Solutions Architect – Professional
- 2.9 AWS Certified DevOps Engineer – Professional
- 2.10 AWS Certified Security – Specialty
- 2.11 AWS Certified Advanced Networking – Specialty
- 2.12 AWS Certified Machine Learning – Specialty
- 3 AWS資格に合格するための学習方法と対策４選
- 4 まとめ
AWS資格の難易度別合格率の目安
AWSは公式に各試験の合格率を公表していませんが、受験者の声や経験からおおよその合格率が推測されています。以下に、各資格の難易度と推定合格率をまとめました。
| 資格名 | 難易度 | 推定合格率 | 概要 |
|---|---|---|---|
| AWS Certified Cloud Practitioner | ★☆☆☆☆ | 約70% | AWSの基本概念を問う入門的な資格で、IT未経験者やビジネス職の方にもおすすめです。 |
| AWS Certified AI Practitioner | ★☆☆☆☆ | 約70% | AIや機械学習の基本概念を問う資格で、AI分野の基礎知識を身につけたい方に適しています。 |
| AWS Certified Solutions Architect – Associate | ★★☆☆☆ | 約50% | AWS上での基本的なアーキテクチャ設計能力を問う資格で、クラウドエンジニア初心者におすすめです。 |
| AWS Certified Developer – Associate | ★★☆☆☆ | 約50% | AWS上でのアプリケーション開発スキルを問う資格で、開発者向けの内容が中心です。 |
| AWS Certified SysOps Administrator – Associate | ★★☆☆☆ | 約50% | AWS環境の運用管理スキルを問う資格で、システム管理者向けの内容です。 |
| AWS Certified Data Engineer – Associate | ★★★☆☆ | 約40% | データの取り込み、変換、ストレージ管理など、データエンジニアリングに関するスキルを問う資格です。 |
| AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate | ★★★☆☆ | 約40% | AWS上での機械学習モデルの設計やデプロイに関するスキルを問う資格で、機械学習エンジニア向けです。 |
| AWS Certified Solutions Architect – Professional | ★★★★☆ | 約30% | 大規模で複雑なシステムの設計・構築能力を問う上級者向けの資格です。 |
| AWS Certified DevOps Engineer – Professional | ★★★★☆ | 約30% | AWS環境での継続的インテグレーションやデリバリー、インフラ自動化など、DevOpsの高度なスキルを問う資格です。 |
| AWS Certified Security – Specialty | ★★★★☆ | 約30% | AWS環境でのセキュリティに特化した資格で、データ保護やアクセス管理などの知識が求められます。 |
| AWS Certified Advanced Networking – Specialty | ★★★★★ | 約20% | AWSのネットワークに特化した資格で、複雑なネットワーク設計やトラブルシューティング能力が求められます。 |
| AWS Certified Machine Learning – Specialty | ★★★★★ | 約20% | 機械学習とAWSの活用スキルを問う資格で、データサイエンスやAIの高度な知識が必要です。 |
注：上記の合格率は非公式の推定値であり、個人の経験や情報に基づいています。
AWSは公式な合格率を公表していないため、正確な数値ではありません。
各資格の特徴と求められるスキル
AWS Certified Cloud Practitioner
- 対象者：IT未経験者、ビジネス職の方
- 概要：AWSの基本概念やサービス、料金モデル、セキュリティなど、クラウドの基礎知識を問う試験です。
- 求められるスキル：クラウドコンピューティングの基本理解、AWSの主要サービスの概要
AWS Certified AI Practitioner
- 対象者：AI分野の初心者
- 概要：AIや機械学習の基本概念、AWSのAIサービスの概要を問う試験です。
- 求められるスキル：AIの基本理解、AWS AIサービスの基礎知識
AWS Certified Solutions Architect – Associate
- 対象者：クラウドエンジニア初心者
- 概要：AWS上でのシステム設計に関する基本的な知識を問う試験です。
- 求められるスキル：AWSの主要サービスの理解、アーキテクチャ設計の基本、ネットワーク設計、セキュリティ管理、コスト最適化の知識
AWS Certified Developer – Associate
- 対象者：AWS上でアプリケーションを開発するエンジニア
- 概要：AWS SDKを活用した開発、アプリケーションのデプロイ、APIの統合など、AWSを使ったソフトウェア開発スキルが問われる試験
- 求められるスキル：AWS Lambda、DynamoDB、S3、API Gateway などの知識
AWS Certified SysOps Administrator – Associate
- 対象者：AWS環境の運用・管理を担当するエンジニア
- 概要：AWSインフラのモニタリング、トラブルシューティング、自動化、バックアップ戦略の知識を問われる試験
- 求められるスキル：CloudWatch、CloudFormation、IAM、VPC などのAWSサービスの運用スキル
AWS Certified Data Engineer – Associate
- 対象者：AWS上でのデータ処理、データパイプラインの構築を行うエンジニア
- 概要：データの取り込み、変換、ストレージ管理、データセキュリティとガバナンスに関するスキルを検証する資格
- 求められるスキル：AWS Glue、Kinesis、Redshift、Athena、Lake Formation など
AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate
- 対象者：機械学習モデルの開発・デプロイを行うエンジニア
- 概要：AWSの機械学習サービスを活用し、モデルの設計、トレーニング、推論を実装するスキルを問われる試験
- 求められるスキル：Amazon SageMaker、TensorFlow、PyTorch、データ前処理技術
AWS Certified Solutions Architect – Professional
- 対象者：AWS上での大規模アーキテクチャを設計・管理するエンジニア
- 概要：AWSサービスを活用した高可用性・スケーラブルなシステムの設計、コスト最適化の知識を問われる試験
- 求められるスキル：Well-Architected Framework、VPC設計、マルチリージョンアーキテクチャ
AWS Certified DevOps Engineer – Professional
- 対象者：AWS環境でDevOpsの運用を行うエンジニア
- 概要：CI/CDパイプラインの構築、自動化、セキュリティ、コンテナ管理、監視の知識が求められる試験
- 求められるスキル：AWS CodePipeline、ECS、EKS、CloudFormation、Terraform
AWS Certified Security – Specialty
- 対象者：AWS環境のセキュリティを強化したいエンジニア
- 概要：AWS環境でのデータ保護、脆弱性対策、コンプライアンスの知識を検証する試験
- 求められるスキル：IAM、AWS WAF、AWS Shield、KMS、GuardDuty
AWS Certified Advanced Networking – Specialty
- 対象者：AWSのネットワーク設計・運用を専門とするエンジニア
- 概要：AWSのVPCピアリング、BGP、Direct Connect、ハイブリッドネットワーク構成の設計スキルを問う試験
- 求められるスキル：VPC、VPN、AWS Transit Gateway、AWS Global Accelerator
AWS Certified Machine Learning – Specialty
- 対象者：AWSで機械学習を専門に扱うエンジニア・データサイエンティスト
- 概要：データ前処理、モデル構築、ハイパーパラメータ調整、モデルのデプロイに関する高度な知識を問う試験
- 求められるスキル：Amazon SageMaker、Deep Learning、AutoML、MLOps
AWS資格に合格するための学習方法と対策４選
① AWS公式トレーニングの活用
AWSは公式トレーニング「AWS Skill Builder」を提供しており、各資格向けの学習コンテンツが無料で利用できます。
AWS公式トレーニング：AWS Skill Builder
② 模擬試験の活用
AWS試験では過去問に似た問題が出題されるため、模擬試験を解くことで出題傾向を把握できます。
おすすめの模擬試験リソース
- AWS公式模擬試験（有料）
- UdemyのAWS模擬試験コース（高評価）
- WhizlabsやTutorials Dojoの模擬試験
③ AWSの実際の環境を触る
AWS資格の試験問題には、実務でAWSを使った経験があると簡単に解けるものが多いため、実際にAWSを操作しながら学習することが重要です。
AWS無料アカウントを作成：AWS Free Tier
④ 体系的な学習計画を立てる
AWS資格の学習には、毎日1～2時間の学習を継続することが重要です。
例えば、アソシエイトレベルの試験なら、1～2ヶ月間の学習計画を立てるのが理想的です。
学習スケジュール例（Solutions Architect – Associateの場合）
1週間目（基礎知識のインプット）
AWSの主要サービス（EC2、S3、RDS、VPC）を理解
2週間目（ハンズオン学習）
AWSの無料アカウントで実際にサービスを試す
3週間目（問題演習＆模擬試験）
Udemyの模擬試験を受けて、弱点を洗い出す
4週間目（総仕上げ）
模擬試験を繰り返し解き、合格ラインに達したら試験を受験
まとめ
- 「Cloud Practitioner」「AI Practitioner」は合格率が高く、初心者向け！
- 「Solutions Architect - Associate」や「Developer - Associate」は50%前後の合格率で、しっかりとした学習が必要！
- 「Professional」や「Specialty」は難関試験で、実務経験がないと厳しい！
- 合格するためには、AWS公式トレーニング・模擬試験・ハンズオン学習の3つを活用しよう！
AWS資格を取得して、クラウドエンジニアとしてのスキルアップ＆キャリアアップを目指しましょう！
