IT系資格 高度情報処理技術者試験

高度情報処理技術者試験で一番簡単なのは?初心者向けおすすめ試験

2025-02-19

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「高度情報処理技術者試験の中で一番簡単な試験はどれ?」
「難易度が低めで合格しやすい試験を知りたい!」

悩んでいる人
悩んでいる人

高度情報処理技術者試験は、ITエンジニアやマネジメント層向けの最上級の国家資格ですが、試験によって難易度が異なります。

IPA(情報処理推進機構)が実施する高度試験は全部で12区分あり、どれも国家資格として高い専門性を求められます。

とはいえ、その中でも「比較的合格しやすい」「初心者が取り組みやすい」試験は存在します。

この記事では、全試験の難易度を比較しながら、「初めて高度試験に挑戦するならどれを選ぶべきか?」をわかりやすく解説します。

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高度情報処理技術者試験で一番簡単なのは?初心者向けおすすめ試験

高度情報処理技術者試験とは?

高度情報処理技術者試験は、ITエンジニアの専門スキル・設計力・マネジメント能力を証明する国家資格です。

応用情報技術者試験(AP)の上位に位置づけられ、戦略立案・設計・管理・監査など幅広い領域に分かれています。

【代表的な試験区分】

分野試験名主な内容
経営・戦略系ITストラテジスト(ST)経営戦略とIT投資・企画立案
管理・マネジメント系プロジェクトマネージャ(PM)システム開発全体の進行・管理
管理・運用系ITサービスマネージャ(SM)運用設計・サービス品質管理・改善
設計・開発系システムアーキテクト(SA)要件定義・大規模設計スキル
データ系データベーススペシャリスト(DB)SQL・設計・運用の専門スキル
ネットワーク系ネットワークスペシャリスト(NW)通信設計・セキュリティ・障害対応
セキュリティ系情報処理安全確保支援士(SC)サイバー攻撃・脆弱性・対策実務
組み込み系エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)組み込みソフト・IoT・制御技術
監査系システム監査技術者(AU)情報システム監査・リスクマネジメント

難易度ランキング|合格率で見る“取りやすい試験”

IPA公表データをもとに、難易度を5段階で分類しました。

難易度試験名合格率(目安)特徴
★★★★★
最難関
ITストラテジスト(ST)
プロジェクトマネージャ(PM)
情報処理安全確保支援士(SC)
約13〜15%実務経験・論述力が重視される。難易度トップクラス。
★★★★☆
難しい
システムアーキテクト(SA)
ネットワークスペシャリスト(NW)
ITサービスマネージャ(SM)
システム監査技術者(AU)
約15〜17%長文読解・運用設計・リスク管理など幅広く問われる。
★★★☆☆
標準
データベーススペシャリスト(DB)
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)
約17〜20%出題傾向が安定しており、初心者に人気。

結論:
最も合格しやすいのは「データベーススペシャリスト(DB)」と「エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)」です。

一番簡単なのは「データベーススペシャリスト(DB)」

データベーススペシャリストは、SQL・論理設計・パフォーマンスチューニングなどの実務知識を問う資格です。

特徴

  • 合格率:約18%前後
  • 出題傾向が毎年安定しており、過去問対策が非常に有効
  • 応用情報の延長線上で理解できる

学習ポイント

  • SQLの出題はパターン化されており、過去問3〜5年分を繰り返せば対応可能
  • 午後Ⅱは論述ではなく「技術記述中心」で、構成を暗記すれば書ける
  • 3〜6ヶ月の学習で十分合格が狙える

「最初の高度試験」として最もおすすめです。

もうひとつ簡単な「エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)」

エンベデッドシステムスペシャリストは、組み込み開発・IoT・自動車ソフトなど制御分野に特化した試験です。

特徴

  • 合格率:約18〜20%
  • 問題の構成がほぼ固定化されており、過去問対策が通用する
  • 理系・制御系のエンジニアにとっては内容が理解しやすい

向いている人

  • 製造・電機・自動車業界エンジニア
  • 理系学生やプログラマ志望者
  • C言語・マイコンなどの基礎知識がある人

初心者が避けたほうがよい試験

試験名理由
ITストラテジスト(ST)経営・戦略の抽象論が多く、業務経験がないと論述が難しい
プロジェクトマネージャ(PM)実務経験前提の記述問題が多い
システム監査技術者(AU)監査経験がないと理解しづらい

これらは管理職・上級職向けの試験です。初挑戦者は避けたほうが無難です。

効率的な勉強法(初挑戦者向け)

  • 応用情報技術者試験レベルの復習
     → 基本情報や応用情報の知識を土台にする
  • 過去問中心の学習
     → 午前対策は5年分×3周でOK
  • 午後Ⅱ(論述)はテンプレート暗記
     → 「課題 → 対応 → 効果」の3段構成で練習する
  • 学習時間の目安
     - 応用情報合格者:200〜300時間
     - 初学者:400〜600時間

Q&A|「高度情報処理技術者試験のおすすめは?」に関する よくある質問

🔸Q1.「簡単」と言っても、未経験でも受かりますか?

🔸Q2.DBとES、どちらを選ぶべきですか?

🔸Q3.午前免除はありますか?

🔸Q4.過去問だけで合格できますか?

🔸Q5.高度資格を取るメリットは?

Q1.「簡単」と言っても、未経験でも受かりますか?

可能です。ただし応用情報技術者試験(AP)レベルの基礎力は必須です。

特に「午前試験」はAPと出題範囲が重なるため、過去問を繰り返せば十分対応できます。

Q2.DBとES、どちらを選ぶべきですか?

目指すキャリアによって異なりま。

  • Web・業務系エンジニア →データベーススペシャリスト(DB)
  • 製造・制御系エンジニア → エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)

どちらも技術よりの出題で、初心者でも合格を狙いやすい資格です。

Q3.午前免除はありますか?

はい。応用情報技術者試験(AP)に合格していると、1年間の午前試験免除が受けられます。

この特典を活かせば、午後試験対策に集中できるので非常に有利です。

Q4.過去問だけで合格できますか?

午前・午後Ⅰは過去問中心の学習で十分対応可能。

午後Ⅱ(論述)は「自分の言葉で説明できるレベル」まで練習するのがコツです。

Q5.高度資格を取るメリットは?

  • 昇進・資格手当の対象になる
  • ITエンジニアとしての信頼性向上
  • 転職市場で専門性をアピールできる
  • 「データベース」「ネットワーク」など専門職への転身に有利

まとめ|高度試験は決して「難しすぎる」わけではない

  • 高度情報処理試験の中で最も取りやすいのは
     → データベーススペシャリスト(DB)
  • 理系・制御系エンジニアなら
     → エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)
  • 応用情報を取得後に挑戦すれば、効率的に合格可能

結論:

高度試験は決して「難しすぎる」わけではありません。

過去問中心の戦略で、DBやESから始めれば十分に合格を狙える資格です。

第一歩を踏み出し、あなたの専門性を国家資格で証明しましょう。

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