IT系資格 高度情報処理技術者試験

ITストラテジストって役に立たない?若手に知ってほしい価値とは

2025-03-20

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「ITストラテジストって、難しいわりに実務で使えないんじゃないの?」

悩んでいる人
悩んでいる人

ネットで調べると、そんな声がちらほら。でも、ちょっと待ってください。それ、本当に実態を知ってから言ってますか?

この記事では、「ITストラテジスト試験は本当に役に立たないのか?」という疑問に答えながら、この資格の“意外な価値”と“活かし方”をわかりやすく紹介していきます。

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ITストラテジストって役に立たない?若手に知ってほしい価値とは

ITストラテジストってどんな資格?

ITストラテジスト(略してST)は、経済産業省が管轄する高度情報処理技術者試験のひとつです。

1.対象者像

高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術(IT)を活用して事業を改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者。

出典:ITストラテジスト試験>IPA

簡単にいうと、「企業の経営戦略に沿ってITをどう活かすか」を考えるプロを目指す資格です。

区分内容
試験名ITストラテジスト試験(ST)
合格率約13〜15%
試験日年1回(10月)
試験構成午前I・II(選択式)/午後I(記述)/午後II(論述)
試験範囲経営戦略・業務分析・IT投資・システム化構想

資格内容のポイント

  • 経営とITの橋渡しをする視点が求められる
  • 技術だけじゃなく、ビジネス・マーケティング・会計知識も必要
  • 論述式の午後Ⅱ試験が特にハードルが高いと言われている

「なんかエラそうなこと書いてるな…」と思うかもしれませんが、裏を返せば、経営層と話せるIT人材になれるってことなんです。

ITストラテジストが「役に立たない」と言われる3つの理由

ITストラテジストが役に立たない理由① 実務で資格が求められる場面が少ない

ITストラテジストは国家資格ですが、取得を必須とする職種が少ないのが現実です。

そのため「取っても仕事が変わらない」「直接手当がつかない」と感じる人が多いです。

ただし、PM・コンサル・情報システム部門では評価対象になる企業が増加しており、履歴書や職務経歴書で強くアピールできる資格です。

ITストラテジストが役に立たない理由② 難易度が高く、実務経験がないと理解しづらい

合格率は毎年約13〜15%。高度情報処理の中でも最難関クラスです。

午後Ⅱ試験は、経営戦略やIT投資計画をテーマに論述(120分)で記述するため、実務経験が少ない若手には「難しすぎる」と感じられやすい資格です。

ITストラテジストが役に立たない理由③ 即効性よりも“長期的なキャリア形成向け”の資格だから

ITストラテジストの知識は、経営戦略・IT企画・コンサルティングに直結します。

ただし、資格取得後すぐに年収アップするわけではなく、マネジメントやIT企画職に進む中で徐々に活きてくる資格です。

「今すぐ役に立たない」と感じる人もいますが、将来的には非常に大きなリターンを生みます。

実はこんなに使える!ITストラテジストのリアルな3つのメリット

ITストラテジストのメリット① 上流工程へのステップアップに直結!

要件定義や企画段階での仕事を目指すなら、STの知識はドンピシャで役立ちます

とくに、プロジェクトマネージャーやITコンサルタント志望なら、間違いなく強力な武器になります。

ITストラテジストのメリット② 経営層との会話力が身につく

企業の役員やマネージャーと話す機会が増えると、「売上」「利益率」「投資対効果」みたいなキーワードが飛び交いますよね。

ITストラテジストを勉強していると、こうしたビジネス視点で話せる土台が自然と身についていきます。

ITストラテジストのメリット③ 社内評価や転職でも有利に働く

資格を活かして「自分で提案できる人」になれれば、評価のされ方もガラッと変わります。

さらに、ITコンサル系やSIer上流職種への転職でも「評価対象」になります。

ITストラテジストはどんな人におすすめ?

  • 今の業務から一歩上の仕事をしたい
  • 技術職だけでなく、経営視点を持ちたい
  • 将来、マネジメントやITコンサルを目指す

「なんとなく勉強してみるか」でも全然OK!

むしろ、今の段階でこの視点を持っておくだけでも、他の人と差がつきますよ。

Q&A|「ITストラテジストって役に立たない?」に関する よくある質問

🔸Q1.ITストラテジストは本当に役に立たないの?

🔸Q2.合格するための勉強時間は?

🔸Q3.若手でも合格できますか?

🔸Q4.STとPM(プロジェクトマネージャ)の違いは?

🔸Q5.おすすめの勉強法は?

Q1.ITストラテジストは本当に役に立たないの?

いいえ。

「現場の技術職には直接影響が少ない」だけで、キャリアの上流に行くほど価値が上がる資格です。

経営層との会話やIT投資判断を任される立場になれば、確実に役立ちます。

Q2.合格するための勉強時間は?

  • 応用情報合格者:250〜350時間
  • 初挑戦者:400〜600時間

午後Ⅱ対策(論述)は早めに着手し、「過去5年分のテーマ分析+構成練習」が必須です。

Q3.若手でも合格できますか?

可能です。

実務経験が少なくても、論理的に課題を分析して提案を組み立てる練習をすれば合格可能。

実際に20代で合格する受験者も増えています。

Q4.STとPM(プロジェクトマネージャ)の違いは?

  • ST:経営戦略・IT投資の企画・提案に強い
  • PM:開発プロジェクトの管理・実行に強い
    両者は「考える人(ST)」と「動かす人(PM)」の関係です。

Q5.おすすめの勉強法は?

  1. 午前問題は「過去問道場」で5年分×3周
  2. 午後Ⅰは分野別対策(経営戦略・業務改革・IT投資)
  3. 午後Ⅱは過去問を写経して論述テンプレート化
    書く練習が最大のポイントです。

まとめ|ITストラテジストは「将来に効く資格」です!

  • ITストラテジストは「経営×IT」をつなぐ上級資格
  • 直接の即効性は低いが、長期的なキャリア形成で非常に有効
  • 若手のうちに取得すれば、将来のPM・コンサル・企画職に強くなる
  • 「考える力・構想力・文章力」を磨く最高の試験

結論:

ITストラテジストは“役に立たない資格”ではなく、「将来に効く資格」――キャリアを上流へ導く羅針盤です。

若手の今こそ、経営視点を学ぶ一歩を踏み出しましょう。

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